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メンテナンスしよう

 ずっと前からの課題だった、DX7の液晶バックライト化とコイン電池の交換をしようと思い立ちました。ネットで情報を探ると、本当に親切丁寧に教えてくれるページが多いです。
ネットの情報、特にyoutubeの動画を見ながら本体を分解し、LCDモジュールに部品を取り付けると見事にバックライト化は完了しました。(おしまい、おしまい)・・・・・これが理想なのですが、そうはいかなかったので備忘録に書いておくことにしました。

■液晶のバックライト化
数年前からNOZ CELICAさんの「NOZ's Stylish Sound♪」を拝見していました。そのYAMAHA「DX7」の液晶ディスプレイ交換♪ のページの内容を参考にしました。
●交換に使用するバックライト付き液晶
NOZさんのページで、KD-162-626LPSG-LGという型番のバックライト液晶が紹介されています。このページがきっかけで電子部品通販サイトの鈴商で数年前に購入しました。残念なことに現在は取り扱いがないようです。しかし、親切なことに、この部品の取説を置いてくれています。httpsで暗号化されていないとブラウザに注意されます。
キーワードは、鈴商、KD-162-626LPSG-LG pdf

SPIC_20200203_160121.JPGこの製造元のCrystalfontz社をネットで調べると、キャラクターLCDのページにCFAH1602シリーズという仕様の近いものがありました。(同等かは不明です)



DX7/9 SERVICE MANUALによると、元のLCD(バックライト無し)は日立製LM016という品番だそうです。これにバックライトが付いたLCDが日立(ルネサス?)から出ているのか出ていたのかはわかりません。
キーワードは、YAMAHA、DX7/9、Service Manual 
ネットをざっと調べたところでは、HD44780コントローラを使用して、16×2行のLCD部品は見つかりますが、外形が異なるとか、ピン配列が違うものばかりでした
●基板接続用のコネクタ
液晶モジュール基板には16個の穴が空いていますが、DX7の元からのコネクタは14極なので、受け側のベース付ポストは14極の日圧製 S14B-XH-A を使用しました。形状はトップ型ではなく、サイド型でないと取り付け時に泣くに泣けないことになります。電子部品店に今でもあるのかとちょっと心配でしたが、ちゃんと置いてありました。
SPIC_20200203_165914.JPG元のLCDモジュールと上に付いている化粧パネルを分離するのが一番苦労するところです。無理に引き剥がすことはせず、ホットエアーを使います。ドライヤーでももちろんOKですが、ノズルの形状によりスポット状に熱風が当たりますので作業性が抜群です。
余談ですが、スマートフォンの部品固定には接着剤が多用されていますので、スマホの修理では必須アイテムだと思います。価格的には、工業用がウン十万していましたが、数千円で買える物もあります。それでも購入には相当悩んだのですが、パネルを3回ほど交換して、元は取れたと思いました。
●改造作業
バックライト用の電源を5Vラインから取るのですが、モジュールのピン配列に注意です。XH14Pの1番ピンの隣が16ピンで、その隣が15ピンです。1ピンはVssですから、16ピンのLED(-)とは隣同士。2ピンはVddなので15ピンのLED(+)とはアキシャルのリードが配線に便利です。

SPIC_20200203_204506.JPGSPIC_20200203_165408.JPGCrystalfontzの説明書ではLCDへの供給電圧がTyp 5Vのところ、バックライトLED側はTyp4.2Vです。0.8Vならダイオードの電圧降下分でいけると考え、高速スイッチングダイオードにしました。
1N4148のアキシャルリードタイプを取り付けてみましたが、5Vが4.6Vくらいしか落ちません。では、という訳で2本直列にしてみると4.2Vになりました。


輝度の調整は何もしませんでしたが、結局高くついたので抵抗にしておけばよかった。
カタログを見ていたらLCDモジュールのバックライトLEDに制限抵抗が入っていないのに気付きました。なので、ダイオードで電圧降下するのはやめて抵抗(22Ω以上)に変更します。画像もそのうち変更します。(どうもすいませんでした)

■バッテリー交換
バッテリーはCR2032なので、タカチ製コイン電池ホルダー CH7410、電池ホルダーを包み込む用の熱収縮チューブ、基板から電池端子を外すための100Wのはんだごてなどを用意しました。ところが、テスターで両端の電圧を測ってみると何と3.02Vもあります。基板を外した上に、さらに電池の端子を外すのはちょっと面倒なので、今回は保留にしました。


炭酸メーカーで作った炭酸を飲むとほんとに美味しい。でもこれがいつの間にか強炭酸になり、そのうちに強強炭酸にエスカレートしていく予感が・・・・。


※このブログで書かれた内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますので、予めご了承下さい。

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